S23お疲れ様でした。最終は奮いませんでしたが個人的に気に入ってる構築なので記事を書かせていただきます。
【構築概要】
・ムゲンダイナ@こだわり眼鏡 控えめC252D60S196
・ランドロス@食べ残し 腕白H252A4B220D4S28
地震/岩石封じ/ビルドアップ/身代わり
・ギルガルド@弱点保険 慎重HD252B4
アイアンヘッド/キングシールド/剣の舞/影打ち
オーバーヒート/電磁波/鬼火/ボルトチェンジ
・ポリゴン2@進化の奇石
穏やかH244B84C4D148S28
冷凍ビーム/イカサマ/電磁波/自己再生
水流連打/インファイト/冷凍パンチ↔怖い顔/蜻蛉返り
【構築経緯】
・S22中盤
特化眼鏡ムゲンダイナの超火力に注目し構築を組み始めた。次に、ムゲンダイナと攻めの相性補完が良い鉢巻水ウーラオスと、ザシアンが放射+ゴツメで落とせるためゴツメ枠としてランドロスを採用。また、ムゲンダイナで相手のステロ撒きを出落ちさせることで炎タイプでサイクルが回しやすくなると考えたので、スカーフウルガモスを初めは試したがイマイチだったのでスカーフヒトムを採用。最後に相手のムゲンダイナと黒バドを受けれるポリゴン2とゼルネアスに対抗する為の残飯ギルガルドを採用し、一旦構築の形とした。しかし、研究発表が10/1に入ってしまいほとんど回せずに翌シーズンに繰り越しになった。
・S23
初めは前期の形のまま使うつもりだったが、流行りのダイナカグヤバンギが重かったこと、そしてこだわってるヒトムとスカーフじゃない水ウーラオスが個人的に使いにくかったので、ランドロス→残飯身代わりビルド、ヒトム→ゴツメ、水ウーラ→スカーフ、ギルガルド→弱点保険に変更。また相手のヒードランが重くダイナ対面マグストや鬼火を撃たれるだけでキツイので、見えない一時的な引き先になれるようポリゴン2をトレースに変更。構築の完成とした。
【構築コンセプト】
・ダイナか水ラオスを通す
・ゴチルゼルにハメられないダイナ軸にして腐らせる
【構築詳細】
・ムゲンダイナ@こだわり眼鏡
控えめC252D60S196
実数値215-x-115-216-123-175
【調整意図】
・結構乱数ギリギリなポケモンが多いのでC特化
・カイオーガの特化眼鏡冷凍ビーム最高乱数切り耐え
・臆病C252振りムゲンダイナのダイマックス砲最高乱数切り耐え
・黒バドレックスの持ち物なしサイキネや眼鏡アストラルビット確定耐え
構築の軸①。無振りイベルタルやH振りゴチルゼルなど多くの中耐久のポケモンをワンパンでき、H振りだけのバンギやヤドキングなどの生半可な特殊受けでは2発受からないため、有利対面で流星群やダイマックス砲を撃つだけで多くの相手が壊滅していった。他にもタイプが優秀なおかげで多くの相手に後投げから圧力をかけられる点や、メインウェポンを両方無効化してくるザシアンに交代読みで火炎放射を当てることでH振りでも裏のゴツメ圏内に入り、一貫を作りやすい点も強かった。
ダイナミラーは基本的に電磁波を入れて戦うことを想定していたのでsラインを下げ、撃ち合うことの多かった眼鏡カイオーガに安定するようDに回した。
選出率1位
ウーラオス水@拘りスカーフ
陽気AS252D4
実数値:175-182-120-x-81-163
構築の軸②。ムゲンダイナが苦手なヒードラン、バンギラス、ヒヒダルマ、フェローチェ、ラッキー、ブラッキーや型次第で怪しいランドロス、ポリゴン2などに強く、また水ラオスの苦手なサンダーやレヒレ、ドヒドイデ、エアームドなどにムゲンダイナがめっぽう強いため攻めの相性補完が非常に優れていた。
技構成の@1は無難に強い冷凍パンチと、見えないS操作によりムゲンダイナを通す勝ち筋を作れる怖い顔を交互に採用してたが、構築単位で鉢巻ドラパルトが重すぎるため打点となる冷凍パンチを最終日は使用した。
アタッカームゲンダイナ軸を組む上で最も相性の良い水枠はこのポケモンだと思う。
選出率2位
図太いHB252D4
実数値:157-x-174-125-128-106
オーバーヒート/電磁波/鬼火/ボルトチェンジ
主にザシアン軸に対するクッション枠。きょじゅうざん1/4であるためランドロスのように1サイクル目から特化きょじゅうざん2発やきょじゅうざん→氷の牙で貫かれることがない点はかなり偉かった。
ランドガルドヒトムと並んでるとこいつがスカーフで他のどっちかがゴツメに見えるのか、よく交代際に氷の牙や炎牙が飛んできて得をしたり、拘り前提で動かれて相手を撹乱出来た。また、ポリ以外にもS操作できる要員が欲しかったため電磁波を採用したが、あまり想定されなかったのか刺さる場面も多かった。
ただ数値が高い訳ではなく複数サイクルは回せないため、毎ターンの技選択が非常に重要なポケモンだった。
選出率3位
ポリゴン2@進化の奇石
穏やかH244B84C4D148S28
実数値:191-x-121-126-147-84
【調整意図】
・黒バドの眼鏡サイキネを91%で2耐え
・黒バドの眼鏡ショックを97%で2耐え
・麻痺後最速100属抜き
主に黒バド、イベルタル、ジガルデ軸に対するクッション枠。Sラインをここまであげることでイベルタルへの安定性がぐっと上がる。
技構成は相手のムゲンダイナなどのの足を奪うための電磁波と自己再生は確定で、ダイナジガルデへの最低限の打点となる冷ビと黒バドへの打点となるイカサマを採用した。
また今どき襷以外の黒バドでアナライズイカサマ耐え調整を施してない個体はいないと考え、特性をトレースにした。これによりヒードランに不利を取らなくなったり、黒バドジガルデなどの特性をコピーできない相手からゴチルゼルに引かれた時に逃げることが出来る、重い砂かきノラゴンに対し電磁波→上から再生により受かるようになる、相手のムゲンダイナのダイマックス砲が4回しか撃てなくなることで立ち回りを制限することができるなど、かなり多くの恩恵を受けることが出来た。
選出率4位
ランドロス@食べ残し
腕白H252A4B220D4S28
実数値196-166-151-x-101-115
【調整意図】
・日蝕ネクロズマに1竜舞後ガブリアス抜きのS114個体が多く感じたので上を取れるライン
・残りザシアン日ネク意識でなるべくHB
ネクロ対策枠兼ザシアンやダイナを絡めた半攻め半受けみたいな構築に刺す崩し枠。このptのランドはゴツメと誤認されることが多かったため、相手に想定されることなく綺麗に嵌めれる試合が多かった。
嵌める場合以外にもランドロスvs威嚇入った地震圏内の氷牙ザシアンと体力が少ない裏みたいな対面で引き読みビルドを押すことでイージーを取れたり、相手の剣舞ガブリアスなどと殴り合える点も良かった。
選出率5位
ギルガルド@弱点保険
慎重HD252B4
実数値:167-70-161-x-211-80
補完枠。主にゼルネアス軸に出していく他、ラティオスやテテフなどのエスパーが居るザシアン軸やら小さくなるラッキーを引かせるために選出した。
身代わりゼルネアスに安定するようにブレードで+2ムンフォを耐えるHD特化にしたが、Dをもう少し削っても耐えるため小さくなるラッキーへの+6アイへの乱数意識でAに回した方が良かったかもしれない。
選出率6位
【選出】
・ダイナ+ヒトムorポリ2+水ラオス
1番多い選出。全試合の7割以上このどっちかで投げた。タイプ補完の優れたサイクルを回しながらダイナか水ラオスどちらかを通す。
・ダイナor水ラオス+ヒトム+ランドorガルド
ダイナとラオスどっちかの通りが悪そうなザシアン軸に対する選出。基本はエース2匹を通しに行くがランドで詰めに行くこともそこそこあった。
・ダイナ+ポリ+ランド
ダイナカグヤバンギ等ダイナを絡めた半攻め半受けみたいな構築に対する選出。ランドを通す。
他には日ネク軸やグラードン軸にはダイナランドウーラ、ゼルネアス入にはダイナガルドウーラで投げることが多かった。
【重いポケモン】
・ザシアン軸のドラパルト(特に鉢巻)
ポリ2を選出しないと勝てないが、ポリ2をザシアン軸に選出するとめちゃくちゃ不利サイクルになるため出したくない。あとBを削ってるせいで特化鉢巻だとポリでも乱数でアローが受からない。あまり当たってなかったので軽視してたが最終日まあまあ当たって泣いてた。
・砂かきノラゴン
鉢巻逆鱗がえげつなく一貫する。逆鱗をポリやランドで受けて砂ターンを枯らすことも出来るがダイナにエラがみは正直押せるので択になって安定しない。
・眼鏡レヒレ+硬いドラン
こちらのエース2人の技が一貫しない。気合いでランドロスを通すかポリダイナでトリックとの択ゲーを無限にしてた。あとは気分で鉢巻カンチラオスに変えて逆にカモってたのでそれで最終日再戦で選出を変えさせることも出来たりしたかもしれない。
・ラキムドーダイナなどのガチガチの受け構築
こちらのptの超火力枠がダイナしか居ないため、本来であれば相手視点安定行動してるだけで絶対に勝てない。しかし、相手が謎の深読みをして勝手に自滅していくことが多々あったため、実際は再戦含め何故か勝率はほぼ5分だった。ありがたいが正直意味不明である。
【結果】
最高2072(11/1 1:30amくらい)
最終244位
【感想】
最終20位代には残りそうなレートから、夢を追って最終溶かすのを過去に何回もやってるのにまたやってしまいました…。結構好みな構築を組めただけに悔しいです。
引き際を見極めるのも実力だと思うので今後はそこの感覚を身につけていきたいです。
質問等は@kazuo_pkpzまで