s17お疲れ様でした。今回はUSM最後のシーズンで使用した構築について書いていきたいと思います。いつも通りの駄文ですが読んで頂けると嬉しいです。
【構築概要】
・カバルドン@フィラの実 腕白H228B140D140
地震/ステロ/欠伸/吹き飛ばし
・ボーマンダ@メガ石 意地っ張りH212A36B4D148S108
恩返し/龍の舞/身代わり/羽休め
・ギルガルド@ゴーストZ 冷静H236B4C244D12S12
シャドボ/毒毒/キングシールド/影うち
冷凍ビーム/ダストシュート/岩雪崩/とんぼ返り
・カビゴン@食べ残し 慎重H212A4B244D44S4
恩返し/地震/欠伸/鈍い ※免疫
・バシャーモ@炎Z 意地H92A252B4D44S116
【構築経緯】
今期は最後のシーズンなので自身の最高レートを記録した意地HD身代わりメガボーマンダ+シャドボZギルガルド+スカーフゲッコウガの形から組み始めた。
これにバンギグロスミミに強く、相手のギミックや展開に対する切り返しの効く共有カバをいれた。
残りの@2に求める条件が、
・マンダを通す上での予想外の起点作成や補助ができ、相手を満遍なく削れるポケモン(遅効性の崩し枠)
・基本選出のゲコマンダガルドを通しやすくするため、カバルドンと共にぱっと見は受けポケで選出誘導できるポケモン
・クチート軸やカグヤ入りに一方的な試合展開を期待できるポケモン
・ポリグライドヒドやラキグライカグヤなどのガチガチの受けを取り巻きごと破壊できるポケモン(即効性の崩し枠)
であり、s14ではリフ毒羽コケコ+準速身代わり太鼓カビゴンで使用していたが、この構築はs14の毒ガルド(特に身代わりガルド)がほぼ絶滅してた環境だからこそ使いものになった+この2匹が初見殺しすぎて型がバレると一気に試合展開が不利になるため、上記の条件+毒ガルド入りをめちゃくちゃにできる@2を再び探すことに
結果、初めは慎重残飯の恩返し/地震/毒毒/眠るのカビゴン+剣舞炎Zバシャにたどり着いたが、カビゴンの相手のメガ枠やミミなどに見せる隙が大きすぎるため、欠伸鈍い採用の型に変更し、構築が完成した。
【個別解説】
・カバルドン@フィラの実
調整意図:
C179アーゴヨンの龍z確定耐え
C211リザyの晴れ大文字確定耐え
A143ミミッキュの+2ミミZ確定耐え
完成された展開要因。レヒレとゲコを見るだけで出したくなくなるので一部積み展開と簡単にカバ展開出来そうな格差マッチ、再戦などでしか出さないことが多かったが、出した対戦では充分な活躍を見せてくれた。
選出率6位
・ボーマンダ@メガ石
調整意図:
C211メガリザードンyのニトチャ+めざ氷耐え
アナライズポリ2の冷Bを87.5%耐え
身代わりが陽気ランドロスの-1岩石確定耐え
無振りミミッキュを恩返しで14/16
準速100族抜き抜き
構築の軸①。なんでも耐える暴力的な数値のおかげで役割対象を大幅に広げることができ、あらゆるポケモンを起点にしたり、また相手のストッパーの攻撃を耐えるので止められずに全抜きすることができた。
身代わりは相変わらず強く、Z透かしや相手の釣りが読める場面などで押してアドをとったり、毒ダメを稼ぐなど立ち回りの幅がだいぶ広まった。
また残りの4体を通す上での贅沢なクッションとして使うこともかなり多かったのでメガを切るタイミングがかなり重要なポケモンであった。
選出率1位(というか9割5分くらいの試合で出してた)
・ギルガルド@ゴーストZ
調整意図:ミラー意識でS12振り残りHC
構築の軸②。なんでも耐え、返しのZでワンパンできる対面性能の高さを利用し、有利対面からあいてをぐちゃぐちゃにしたり、構築で重いポケモンを無理やり持ってくことで相手にペースを握らせないなど、こいつのおかげでワンサイドゲームに持ち込めることが多々あった。最悪不利な状況でもキンシ択を合わせられれば巻き返せる点も大きい。
s14ではガルドの毒の刺さりが悪く聖剣で使用していたが、聖剣を打ちたい相手が減ったので毒に戻した。
ポリガルド対面と威嚇入ったガルーラガルド対面ゴZブッパは基本。
選出率3位
・ゲッコウガ@こだわりスカーフ
調整意図:スカゲコミラーと顎意識で最速
構築の軸③。技範囲の広さと蜻蛉帰りにより初手の出し負けがほぼ存在しないので、出した試合のほぼ全てで先発に出した。このptは並びの段階で初手に猛烈に誘う相手のゲココケコレヒレを出落ちさせ数的有利を取ることで試合を有利に進められた。
またこのゲコの最大打点のダストは警戒されることがすくなく、催眠樹木を蜻蛉+砂×2+ダストで処理できたり、一貫を作りやすく便利な技であった。
変幻自在でタイプを変えることで、身代わり貼ったマンダの恩を耐えながら舞わせずに3割運ゲを仕掛けたり、砂下で岩雪崩を撃って返しのポリZのテクスチャー10万を耐える、ダストでミミのじゃれつくを半減するなど相手にとって予想外の立ち回りができる点もこのゲコの偉いところだった。
選出率2位
・カビゴン@食べ残し
調整意図:
H-D:コケコの+1電気Z確定耐え
A:+1恩返しで共有カバの木の実確定で発動せず82%で3発で落とせる
ここまでで重い残飯ガルドや毒グライなどの毒を絡めたサイクルパへのメタ+自身もエースとなれるクッションとして採用。カビゴンの処理方法を毒に頼っているptはかなり多く、相手が毒持ちに引いて毒を入れに来る二ターンの間に要塞化が進んでることも多かった。また、毒サイクルに限らずポリ2など低火力ポケモンの前で呪いを積み、削れてきたり相手が高火力ポケモンに引いてきたらあくび連打で回復できるため、カビゴンが要塞化するのを許すか一匹眠らせてこちらのマンダバシャの起点になることを許すか、というどちらにしろこちらがかなり有利となる択を押し付けることができた。
努力値配分は意地と慎重で悩んだが、この型がかなり長く居座るポケモンであること、+1恩で展開カバのきのみを発動させず3発で落とせること、そして最悪ゲコなどと殴り合わせられるように慎重での採用とした。
選出率4位
・バシャーモ@炎Z
調整意図:
H-D:ドヒドイデの熱湯2耐え
S:余り
ここまでで重いポリグライやラキムドーなどのガチガチの受けサイクルとクチート軸、ゲンガーゴーリなどの害悪パへのメタとして採用。この構成にすることで受けの取り巻きのグロス顎(皮剥げば)ミミゲンガーに強く出られ、剣舞出来れば+2炎ZでCSレヒレやゴツメカバ、ガブリアスなども飛ばせかなりの受けを崩すことができた。
そもそもマンダ+バシャーモの物理の役割集中に対応できる構築がかなり限られるので、スタンパ相手でも再戦で選出を切られることも少なくなく、出してイージーを取れることも多かった。
耐久に回すことでフェロの膝やグライの地震、剣舞後イカサマ二発など色々耐えるのでより動かしやすくなった。
選出率5位
【選出・立ち回り】
・ゲコマンダガルド
基本選出。毒ガルドとテッカグヤと受け多めの構築、クチート軸など除き基本的にほとんどの構築にこれで対応できる。有利対面を悟らせず数的有利を取り、裏から出てきたポケモンにこちらも裏の二匹のどちらかを投げ切り返す、というのを繰り返す。ミミッキュはマンダガルドで型読みしながら見れる。
・ゲコマンダカビ
カバマンダミラーに対する選出。毒ガルドって分かってればカビゴンを通すことを意識する。マンダのsが遅いのでマンダミラー対面は基本的に勝てないので、浮いてる威嚇を撒き散らす枠として雑に扱って良い。
鋼Zガルドの場合だけ別で、この場合は相手がポリを出してればカビゴンを通せるがそうで無い場合はマンダを通すルートにシフトする。選出段階で鋼Zが分かってるならゲコをガルドに変えて選出し、ガルドで択ゲーを仕掛ける。
・マンダガルドカビ
相手にポリやゴツメカバ、サンダーなどテッカグヤ以外の受け駒が複数体いる場合の選出。カビゴンで荒らし、マンダガルドどちらかを通すことを意識する。
・マンダガルドバシャ
受け崩し、対ゲンガーゴーリの選出。全員が崩し枠になれるので、試合展開に応じてどれを通すかを臨機応変に決める。
基本的にはポリやカグヤに馬車を合わせ地震を打つことでドヒドが削れるかミミッキュの皮が剥がれるのでそこから有利に進められることが多い。ヌオー入りにはカグヤをゴZで削ったあとバシャをヌオー前で切り、マンダで身代わりを貼ることで勝てる。
例外としてヤドラン入りには勝てないので、カバマンダガルド選出でステロ+ゴZでグライを貫きガルドを通すことを意識した。
【きついポケモン】
・マンムー
相変わらずきつい。ゲコのトンボ→マンダの恩返しかガルドで地震耐えながらシャドボZ影で無理やり処理。
カバとゲコのトンボで頑張る。悪Zとメガの舞ってくるやつには大体負ける。
・鋼Zギルガルド
マンダで択ゲーするかガルドで択ゲーする。なんだかんだ五分だけど今期一位にはジャンケン負けまくった。
・レンチロップ+残飯カグヤ+リフ霧Zレヒレ
そもそもロップ軸がしんどいのにこの組み合わせあまりにも勝ち目無さすぎてapaになっちゃう
【結果・感想】
最高2099最終2055でした。チャレは4回あったけど1回目の運負け以外は自分が日和ったのが敗因だったので勝負所の弱さを改めて実感されました。翌日用事あったから3時半に撤退したけどもっと潜りたかった…( ᵒ̴̶̷̥́ωᵒ̴̶̷̣̥̀ )ポロポロ
21は1回しか達成できなかったけどUSMの2年間めちゃくちゃ楽しかったです、剣盾でもポケモン頑張ろうと思うのでよろしくお願いします!
最高レート
最終レート
質問等ございましたら@kazuo_pkpzまで